公開日:2022年10月14日 最終更新日:2023年05月09日
<投稿広場 初号> 日本笑い学会創設者:井上 宏先生より開始です。 新型コロナウィールスは、さまざまに変異を遂げて遠く宇宙の彼方へとは去ってくれません。私達の支部総会もここ3年間中止となっており、皆さんの顔も、今度会ったら「誰やったかいな」となりかねません。とは言え、時間は経って行きますから、年をとっていきます。私など三つ年を取りましたので、お迎えがきたら「ちょっと留守しています」と居留守を使うわけにもいかないでしょうから、ちょっとでも忙しい振りをしていた方が良いのではと投稿させてもらいました。 在宅が多いので、我が家の庭の草木を見つめる時間が長くなりました。山桃の老木があって、小鳥がよく来ます。糞をよくしてくれますので、毎年違った草木が芽を出します。どんな草木かと観察していますと、それらはすぐに生い茂ります。自然の変化に魅入られて、雑草の手入れが出来ないのですが、暫くは、野草の小さな花々を愛でながら、五七五にならないかと頭の体操をします。川柳や俳句などとは考えず、要は日本語の五七五に収めるという考えだけで詠みます。上手下手を考えては詠めません。 最近のメモから―「山桃の下で賑わう草木かな」「昼寝して夕陽と朝日を勘違い」「爽やかな朝風あびてキーを打つ」「雨が降る止んだ隙間で蝉が鳴く」「音がして花火と気づき起き上がる」等々 です。 (井上宏)