日本笑い学会三重支部 投稿広場 4号
公開日:2023年05月09日 最終更新日:2023年06月07日
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<投稿広場 第4号>
日本笑い学会三重支部 中條支部長からの投稿です。
能力の無駄遣い「顔に見えるもの探し」
いきなりですが、「シミュラクラ現象」って聞いたことありますか?この現象を簡単に説明すると、3つの点が集まった形が脳の謎の働き(脳にプログラムされているらしい…)により、人の顔に見えちゃうという現象です。車のテールランプとナンバープレートをセットで見て「なんかこの顔、目が吊り上がっていて、怖いな」とか、接地極付きのコンセントを見て「かわいい、癒される」とか。
なぜ、こんな使えそうにない能力がプログラムされているのかと疑問に思い、以前調べたことがあるのですが。その時学んだことは、①人や動物と出会った時、それが敵か味方かを判断したり、相手の感情を予測したりすることが必要な能力。②その目らしき2点の下に口のようなものがあれば、もうそれが顔に見えちゃう。つまり、「人間に備わった外敵と察知したり認識したりする防衛本能」だそうです。生きていく上でとても重要な能力ですね。
そんな素晴らしい能力を、わたしは、顔に見えるもの探しに使うという無駄遣いをしているのです。
わたしの最近のお気に入りは、左の写真のUSBケーブルさんやUSBメモリさんです。どこか哀愁を帯びながらも、愛くるしい。この表情、思わず微笑んでしまいます。
みなさんも周りにある顔のようなものを見つけて、ほっこり笑顔になってください。
(中條敦仁)
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